知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

知財戦略中級編   巨人とトレード❓❓

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 それでは、今回は商標です。

 

 ブログでも何度か商標を取り上げていますが、

iPadとかウォークマンとか商標(サービスも

あります)へのネーミングというのは、非常に

重要ですよね。

 

 それでは、日本で認められる商標というのは

どんなものがあるかというと、

 

・ 文字商標:文字からなるものです。 デザイン化

されている場合もありますね。 特許庁で決められた

文字を使う場合には、標準文字というものがあります。

 

・ 図形商標:言うまでもないでしょう。

 

・ 記号商標:文字の図案化したものなども入り

ますので、まあどの程度図案化されているかに

よります。 まあ、商標の中の何にあたるのかは

あまり関係ありませんので文字商標に区分け

されようが、記号に区分けされようがあんまり

関係ありません。

 

・ 立体商標:今でいう3Dですね。 この前取り

上げた、ペコちゃんが取り上げられていますので、

ペコちゃん、有名人ですね??

 

・ 結合商標:上記のいろんなものの組み合わせ

です。

 

などとなります。

 

 一番下に、音声などは対象外と書かれていますが、

この前書いたように、音や、動くマークなどは来年

4月から商標と認められることになります。

 

 味や、においなどはまだ認められませんが、

もし認められたとしたら、どのように出願するので

しょうね。

 

 味やにおいなどはいくら密閉したとしても、

審査時に開けたりしたら時間とともに変化するで

しょうから、どのように登録するのかが問題と

なって難しいような気がします。

 

(下のように、登録される国もありますが)

 

 この新しい商標というのが以下となります。

 

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 この図の一番上から、「音」までが今回の改正で

認められるようになったようです。 施行規則などが

まだ出て来ないため詳細はわかりません。

 

 一番最後のトレードドレスとは何でしょうね。

 

 巨人のユニフォームと阪神の縦縞ユニフォームを

交換トレードするのでしょうか。

 

 実は「trade dress」というのは英語の辞書にも

載っていて、最初は取引のときのドレス(装飾、

飾りつけ)すなわち包装を意味していたのですが、

転じて、現在では製品の外観、形状、HPの

レイアウト、デザインなども包含するものと

なっています。