知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編5 ガラス屋さんのFターム?

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 それでは、ガラス屋さんではどのような高機能な

ガラスに取り組んでいるのか見てみましょう。

 

 今回はスペーシアがありますので、これと同じ

ような断熱、断冷や放熱防止などに的を絞って

調べましょう。

 

 まずは、いつものように「機能性ガラス」や

「真空ガラス」などのキーワードを打ち込んでも

FIなどがヒットしません。

 

 逆に「ガラス」というのを打ち込むと「500件超え

てるもんね!!」という文言が出てきて取り付く島

もありません。

 

 ということで、今回は正解から先に話してしまい

ますが、実はFタームに2E016(ガラス板等の

固定及び戸板)というのがあります。

 

 ガラスとは、ちょっと違うんでないかい?という

感じですが、ここに

 

 BA01 目的・効果が断熱・結露防止

 CA01 パネル形状が平板

 CB00 パネルの材質がガラス

 

というそのものずばりがあります。

 

 FIのほうにもガラス関係があるのですが、

主にガラスの成形関係ですので、FIで使うと

すれば、E06B3/66(2枚以上の平行な

ガラス等からなり、それらが固定されている

部材)となります。

 

(途中、文言をはしょっています)

 

 FIのほうは結構広いので、今回はFタームの

2E016 BA01 CA01 CB01の論理積を取って

調べることにします。

 

 ということで、調べた上位10社が上記で、

下記にも示したように、セントラル硝子さん、

日本板硝子さん、旭硝子さんが建築関係での

平板ガラスの三大メーカーであるのがわかります。

 

 下記は、以前にも説明したように、見方は、

最初に出願がされたものがピンクの印で、

最後に出願があったのが紫っぽい印となります。

 

 その間の黄色の四角の中の1本の線が、

それぞれ1件の出願となりますので、線が集中

しているところは出願が多いところです。

 

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