知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

あやや? それともAYA?

 ということで、今日は松浦亜弥さんの話をひとつ。

 

 ・・・というか、芸能人に関するブログではありま

せんので、ちょっと違って、株式会社AYAの話を

ひとつ。

 

 株式会社AYAで検索してもHPが出てきません

ので、HPがないのかも。

 

 代わりに同じような名前の企業がたくさん出て

きますが違うようですので、下記は社長さんの

顔写真が載っているURLです。

 

http://matome.naver.jp/odai/2129006104360277801

 

 マスカラの世界では、この株式会社AYAと

いうのが有名なんだそうです。

 

 この前、この株式会社AYAというのが新聞で

取り上げられていました。

 

 私はマスカラをしたことがないのでよくわかり

ませんが。

 

(あたり前田のクラッカー? 

 

(その前に、「おれがこんなに強いのも」と

いうせりふがつく、あんかけの時次郎の

名台詞ですね)

 

いつの時代の人間だ?というところですが)

 

 この会社は、太く濃く塗れるマスカラブラシを

販売しているそうです。

 

 このマスカラはお団子型をしており、年産

20万本というヒットで18か国で販売している

そうです。

 

 お団子型をしているとなぜ太く濃く塗れるのか?

 

 はたまた、そもそもなぜ太く濃く塗る必要が

あるのか?

 

 マスカラをしたことのない私にとっては大きな

謎ですが、とにかく、日米で特許を取得して

いるとのことですので、早速、どんなものなのか

調べてみましょう。

 

 まずIPDL特許公開で、「株式会社AYA」と

打ち込むと、株式会社AYAが3件、株式会社

AYAコーポレーションが5件出てきました。

 

 後者のほうは、違う会社で、発光表示装置を

製造販売している会社のようです。

 

 前者のほうは、2007年に出願した「化粧料塗布

用具」というものでしたが、残念ながら拒絶査定と

なっていました。

 

 しかし、あとの2件の「化粧料塗布具および

化粧料塗布セット」というのはめでたく登録と

なっていました。

 

 この2件をよく見ると出願番号が同じです。

 

 以前に説明した「経過情報検索」で調べると、

拒絶理由通知が発せられたり、このため分割

(一つの出願の中に、いくつもの発明が記載

されている場合、これを複数の出願に分けて、

早く登録させるものと、じっくり対応するものに

するというものです)をさせて対応したり、

涙なくしてはとても読めない?履歴でした。

 

 下記は、その出願公開情報です。

 

f:id:oukajinsugawa:20140628103048j:plain

 

 このようにすると、まつげに付着しすぎたマスカラを

整えることができるんだそうですね。

 

 なぜそうなるのかに興味があるかたは、特開2010-

179156ですので読んでみてください。

 

 また米国のほうの登録は、USP8047213でした。

 

 尚、日本の意匠のほうでも2件の登録がされており、

アメリカでも以下のように意匠登録がされていました。

 

f:id:oukajinsugawa:20140628103205j:plain

 

 ご立派!!

 

 

 

2016年11月1日追記:

 WEBを見ましたところ、以下のサイトが

できたんですね。

 

http://fairydrops.com/