知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

知財戦略中級編  洗顔?

f:id:oukajinsugawa:20140624180604j:plain

 

 昨日、「飛んで火にいる」という題名をつけ

ましたが、昨日の夜7時にチャンネルを回したら、

「くりぃむクイズ」というテレビをやっていて、「飛んで

火にいる」の次に入る言葉は何かというクイズを

やっていました。

 

 芝田山親方だけが外していましたが(芝田山

親方は、昔の大乃国さんです。 最近はスィーツ

大好き親方ということでテレビに結構出ていますね)、

タイミングがドンピシャでしたね。

 

(昔はチャンネルを回すと言っていたのでそのまま

書きましたが、お前はいつの時代の人間だ?と

また言われそうですね。 今時、回すチャンネル

なんてないですよね。 

 

今は何と言うんでしょう? 

 

 リモコンでチャンネル(この言葉も古そうですが)を

変えるとでも言うんでしょうか?

 

 はたまた、お前そんなに早くテレビを見ることが

できるように暇なのか?と言われそうですね。

 

 そーなんです。 暇なんです。

 

 ・・・・・ていうのはうそです。

 

 幸か不幸かめちゃくちゃ忙しくて、そろそろ毎日毎日

ブログを書くのが困難な状況に陥っています。

 

 書く内容はいくらでもあるのですが・・・。

 

 まあ、毎日ブログを書かなくても、読んでくださって

いる皆様には関係ないでしょうが

 

 ということで、特許の登録要件を見てきましたが、

そのほかに、登録を受けるためには、手続的要件

というのがあります。

 

 いったい、どれだけ要件があるんじゃい!!と

いうところですが、結構たくさんあるんです。

 

 覚えるのが大変ですよね。

 

 まず、上に書かれているのは、先願主義という

ものです。(せんがんと打ち込むと、洗顔のほうが

先に出てきて、気が付かない場合がありますので

書くときには気を付けましょう)

 

 これは、お上に書いて願い出る、すなわち、「おね

げーしますだ」という願書をほかの人よりも先に

出さないと、「おんなじものがほかからも先に出て

るんで、あんたの負けー」となってしまいます。

 

 これは、先発明主義(先に発明した人に権利を

与える方法)というのもあるのですが、誰が一番

先に発明したかを判断するのが難しく、最近まで

アメリカが最後まで先発明主義をとっていたの

ですが、やっと改正されました。

 

 その昔は、アメリカも先願主義だったようで、

19世紀に、グレイさんが、電話の発明を出願

したのですが、グラハム・ベルさんが2時間

前に出願していたので、グレイさんは特許を

取れなかったといろいろな本に書かれている

のですが、本当なのでしょうか?

 

 その頃、私はかげも形もありませんでしたので、

本当かどうかよくわかりません。

 

 グレイさんは、2時間遅れで特許が取れなかった

ということですが、日本は同じ日の出願については

その人たちの協議によりどちらにするか決められます。

 

 したがって、先願主義といっても、日本では1分、

1秒を争うわけではなくて、日にちの後先で、

決められます。

 

 それでは、同じ日に同じ発明が複数出願されて、

「絶対、おれは譲らん!!」と出願人たちが

言ったらどうなるんでしょう?

 

 そうすると、お上から、「それじゃー、誰にも

登録してやらん!!」と言われてしまいます。

 

 これでは、せっかく汗水たらして願い出たのに、

骨折り損の何とかになってしまいますので、

同日出願の人たちは、話し合いをおこなって、

誰かの出願を取り下げて、共同出願にして

しまったりします。

 

 実は、商標法では、同じ商標が同日に出願

された場合、取り扱いが異なっていて、くじ引き

になります。

 

 私はそのような場面に遭遇したことはないの

ですが、通称ガラポン(あの、抽選会で使われる

ガラガラ回すやつです。正式には、新井式回転

抽選器というんだそうですね)で、抽選するんだ

そうです。(回す順番とかも公平になるように

いろいろ予備順番決めとかあるそうですが)

 

 なぜ、このように特許法(実用新案法、意匠法

でも取り扱いは同じです)と商標法が違うかと

いうと、特許のほうは、話し合いで決着がつかず、

くじで決められて相手に特許を取られてしまうぐらい

なら、両方取れないほうがいいという考えと

なるからです。

 

 商標法のほうは、まあ、くじで負けても、また違う

のを出せばいいやと考えるでしょう。