知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編4    健康食品

  それでは、次にどのような食品への応用を

 考えているのか見てみましょう。

 

 これは以前にも観点LBで分析しましたが

 同じように分析してみます。

 

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 その他というのは、飲料にも食品にも応用

 できるような広い範囲の食料品となっていますが、

 やはり、飲料が多いようです。

 

 まあ成功した飲料も多いですが、やはり花王さん

 でも、他の食品で何かできないかねらっているよう

 です。

 

 香辛料や、めんやパスタというのはどんなものを

 狙っているのでしょう?

 

 これを時系列でも見てみましょう。

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 上記を見ると、乳製品は結構ものになり

 そうなものが開発できたのでしょうか。

 

 調味香辛料関係は少なくなってきており、

 他はまだ散発的で、応用までは至って

 いないようです。

 

 

 あとがき 

 先週の朝日新聞で、健康食品は大丈夫か

という記事が載っていました。

 

 「健康にいい」とうたわれている健康食品

ですが、質の悪い製品も出回っており、国立

研究所が103製品を分析したそうです。

 

 この結果2割が表示成分を含んでいないと

いうことがわかったと書かれています。

 

 さらに、表示成分が含まれていても、腸内で

吸収される状態までカプセルや錠剤の形が

崩れず、腸内で吸収されずにそのまま排泄

されるだけのものが32製品中、半数だった

そうです。

 

 これらの結果から「利幅を増やすために

粗悪品を作る業者がいる可能性を捨てきれ

ない」とも新聞では書かれています。

 

 「メーカーに十分な技術力がないことも

要因の一つ」なのだそうですね。

 

 体験談がねつ造されている可能性もあり、

「おいしくうるおうコラーゲン入り」と書かれた

商品の製造元に表示の意味を問い合わせると、

「肌ではなく、のどがうるおうだけと回答した

企業も実際にあった」そうです。

 

 「バランスよく通常の食事をしていれば栄養が

それほど不足することはない」そうですので、

バランス良い食事を心がけましょう。

 

 大企業の製品だから大丈夫かというと、

大企業の製品でも肌荒れを起こしたりする

化粧品がつい最近話題になりましたね。

 

 普通の食事の中の成分でも、一人一人に

ついて薬にもなったり、毒にもなったりしますので、

何を信じればよいのかわかりませんね。

 

 結論のない話でしたが、今日はこの辺で。