知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編3  昔の名前で出ています!

 今まで知財戦略の話をしてきました。

一区切りついたので、もう一度特許情報分析

に戻って、何か興味のある分野で分析を

していきましょう。

 

 まず、特許情報分析の復習ですが、何の

ための分析かをよく考え、目的に合った

分析をしましょう。

 

 特許情報分析(特許検索といってもいい

ですが)は、研究開発戦略を練る場合や、

出願戦略を考える場合、業界動向を分析

する場合や、競合他社の知財戦略を探る

場合、さらには、「侵害だー」などと訴え

られた場合に相手の特許を無効に追い込む

ための特許分析などいろいろあります。

 

 特許情報分析は、いきなり特許情報の分析に

取りかかるのではなく、まず初めは、業界や、

競合他社などの非特許情報を収集します。

 

 今まで分析してきてわかったのは、メーカー名

で分析するときには、昔の名前も重要になって

来ます。 これらを把握した上で分析していか

ないと間違った分析になることがありますので

気をつけましょう。

 

 さらには、分析対象とする企業が、子会社

などで繋がっている場合には、その中のどの

程度まで分析するのかも検討しましょう。

 

 特許情報分析に移る場合には、まず検索

キーが重要になって来ます。前回は検索キーの

選び方はそれほど話しませんでしたが、今回は

どのように選択すればよいのか考えてみましょう。

 

 その後、分析をおこなっていくわけですが、

まずは、マクロから始めて、セミマクロ、ミクロ

というように分析を進めましょう。

 

 この場合に、対象企業の技術戦略推移を

見るために、時系列での分析なども取り入れて

行きましょう。

 

 され、それでは、今回はどこの業界を分析

致しましょう?

 

 仕事で分析している分野をブログに書く

わけには行きませんので、違った分野で

何があるかと考えてみると、ありました!!!

 

まず私の一番の注目分野、「酒!!」について

分析致しましょう。

 

 「酒」といってもビールやウィスキーは、結構

大きい企業で製造されており、他でも分析

されていそうですので、小さい企業が多く、

特許分析関係であまりお目にかかったことの

ない「日本酒」でおこないましょう。

 

 趣味と実益を兼ねて・・・・・。

 

 何か楽しい分析になりそうな予感がします。

 

 まずは、非特許情報を集めてみましょう。

 

 日本酒についてメーカー別シェアなどが

載っているものがないか探してみましたが、

メーカー別シェアが載っているものはありま

せんでした。

(無料で調べた場合には)

 

 東京商工リサーチさんでは売り上げ高データ

などを発表しているのですが、県別などのラン

キングなどは出てくるのですが、個別企業の

売上高などはお金を払わないとデータを見る

ことができません。

 

 一番詳しいのは国税局のHPなのですが、

こちらのほうも、全体での推移等は詳しいの

ですが、各メーカーに配慮してと思いますが、

メーカー別の売上高は載っていませんでした。

 

 どうしましょうかね。