知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

知財戦略入門編  夢は叶う?

 次は戦略立案です。いきなり戦略を作ろうと

いっても、「なんだかなー?」と、阿藤快さんの

ようになってしまいます。

 

 そこで、強みを発揮するのが、自社強み弱み

分析と、競合他社分析です。

 

 まず初めに、自社の強み、弱みをはっきりさせま

しょう。自社の強み弱みの分析には、3C分析や、

SWOT分析、Five Forces分析などのツールを

使って考えて行きます。

 

 今回は、まだ知財戦略の入門ですので、具体的な

ツールの説明はおいておくとして、とにかく

ここで大切なのは、これらのツールの使用の場合、

主観的に判断してしまう傾向があります。

 

 したがって、自社の強みや弱みを判断するには、

お客様の声を聞いて(いちいち聞く必要はありま

せんが、常々どんなことを言われているかを考え)

作成するようにします。

 

 お客様といいましたが、誰がお客様なのかとか、

お客様の声(VOCと言います(Voice of Customer

を図に表したものとかも役に立ちます。

このツールも実践編で紹介します。

 

 次に、競合他社分析ですが、そうです、これこそが、

今までやってきた特許情報分析と、他社研究開発

分析です。自社ポートフォリオ分析もこのツールです。

 

 したがって、自社強み弱み分析と、競合他社分析

などを組み合わせ、自社ではどのような研究開発、

事業化戦略で行くかを決定します。

 

 これらをある程度おこなった後に、全員がわかる

メッセージを作ります。方針(メッセージ)は、簡単な

言葉で、誰もがわかるものとする必要があります。

 たとえば、「○○の分野でシェア1位になるぞー」

とか「○○なニッチ分野では負けないぞー」とかです。

(これを具体化した絵図?を描く必要がありますので、

ただコピーライターになればいいというものでは

ありませんが)

 

 また、大体本業が忙しいので、最初はやる気に

なっても違うことが忙しくなり、前に決めたことを

忘れてしまうということがありがちです。

 

 したがって、スローガンは皆の見えるところに

貼っておくとか、毎日念仏のように?唱えるとか

する必要があります。

 

 話が違いますが去年の1110日に放送された

全力教室というTV番組でメンタリストのDaiGo

夢がかなう方法というのをやっていました。

(私はテレビっ子です。(テレビ親爺?)暇があれば

テレビを見ています。・・・というか暇を持て余して

います)

 

 この方法は、毎日寝る前に具体的な目標を紙切れ

1枚に書くことで、自己暗示にかかり目的を達成

するための行動を無意識に取るようになるという

ものでした。

 

 したがって、鰯の頭も信心からということで、

スローガンを常にぶつぶつ言っていることにより、

その目標を達成するために無意識にいろいろ考える

ようになり、目標は達成される

 

・・・・・かもしれない?