知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 セグメント状況は?

 

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 それでは、財務分析の続きです。

 

 経営指標で安定性を比較してみましょう。 

 

 今回は、儲けの効率を見るROAReturn on

Assets総資産利益率)、自己資本でどの程度

儲けているかを見るROEReturn on Equity:株主

資本利益率)、安全性を見る「自己資本比率」にて

比較してみます。

  

 上記のように、オリンパスは安定しません。 

まあ、このような財務状況もあって、ソニー

支援を依頼したというのがデータで示されて

います。(これらの指標の値は業界によって

異なりますが) 

 

 COVIDIENのほうは、Thomson Routers 2013

Top 100 Global Innovatorに入っているように

さすがです。 

 

 今回は3つの経営指標を計算しましたが、戦略

分析のときには、他にもいろいろな指標があります。 

 

 このブログは財務分析のブログではないので、

このへんでおいておいて、COVIDIENというのが

どのような企業か、事業セグメントで見てみましょう。

 

  こちらのセグメント情報はグラフ化されている

ので、そのまま貼りつけてみます。

 

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 同じように2008年度と2012年度を比較して

みました。  MedicalDevicesというのは医療

関係製品・装置、Imaging Solutionsというのは

放射性医薬品関係(2012年度はそれぞれに

振り分け)、Pharmatical Productsというのは

薬剤成分・調合・調薬関係、Medical Supplies

いうのは看護用・手術用製品です。

 

  これを見ると医療関係のかなりの大手です。 

海外での 製造事業所を見ると以下のように

なります。 日本にも事業所があり、HPもあり

ますが、医療関係者でないと詳細情報を見る

ことができません。

 

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