知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 財務分析をしてみよう!!

  

f:id:oukajinsugawa:20140124195213j:plain

 

 ソチオリンピックが始まりました。

 

寝不足にならないよう気を付けないと

いけないですね。

 

 それでは、財務分析をしてみましょう。

 

 オリンパスでは、有価証券報告書等への虚偽

記載問題で、昨年7月に処分が確定しましたが、

今回参照する20133月期の有価証券報告書

では虚偽の記載は訂正されているものとして

計算していきます。

 

 上記ではっきりわかるようにオリンパス

世界的な金融危機が起こった2008年度よりも

さらに売り上げが減少しており、損益も安定

しません。(2007年度の売り上げは約1

1千300億円でした)

 

 さらに詳しく見るために、2008年度と

2012年度でのオリンパスのセグメント別

売り上げも見てみます。

 

f:id:oukajinsugawa:20140124195236j:plain

 

 

  オリンパスが期待している医療関係はほぼ

横ばいであり、その他の事業はのきなみ売り

上げが減少しています。

 

  映像事業にカウントされているコンパクトカメラ

関係はスマホの急激な伸びで世界全体で売上が

減少しており、有価証券報告書にあるように

バイル端末販売関係の情報通信事業も

2012年度にカーブアウト(分割譲渡)してしまった

ため、2013年度はさらに落ち込みが激しいでしょう。