知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

町工場の技術を生かせ!!

 

 昨日の日刊工業新聞では、大阪で人工衛星

「まいど1号」の製作に関わった中小企業と、

大阪市立大学がタッグを組んで、医療機器・

器具を開発する取り組みを始めたとありました。

 

 ねらいは、医療現場が抱える困りごとやニーズを

聞いて、中小企業がそれを解決する医療機器を

開発することだそうです。

 

 機器の開発で治療を改善するだけでなく、特許を

取得して大手企業に売り込むことを視野に入れて

いるとのことですので、頑張って欲しいものです。

 

 今後、老齢人口が急激に増加し医療の機会が

増えますので、成長が見込める分野として医療

分野が挙げられており、世界的に研究開発が

加速しています。

 

 このため医療機器セミナーとかの案内も頻繁に

来ますし、大手企業もこぞってこの分野に参入を

始めています。

 

 記事では、「医療現場での改善要望があっても、

どこに相談すればよいかわからず、あきらめて

しまう場合が多い」、と書かれていますので、

小回りのきく中小企業にとって、参入のチャンス

だといっていいでしょう。

 

 この記事では、大阪の話がされていますが、

東京でも、大田区など、技術に強い町工場が沢山

ありますので、関東圏でも同じような取り組みを

おこなって欲しいし、日本全国に広がって欲しい

ものです。

 

 (これから医療が必要になるであろう私にとって、

切なる願いです)

 

 尚、昨日や今日の朝日新聞一面では、

大田区の工場の利益が全然なく、ベアが

厳しいという記事が出ていました。

 

 東京都知事には、これを解消してくれるような

人に是非なってほしいものです。