パテントマップ特許情報分析編2 カプセル型投薬装置はないのか?
ということで、カプセル内視鏡について調べて来ました。
最初、胃カメラを飲むのをなんとかやめて欲しいなということで、
期待をこめてカプセル内視鏡の分析をしてきました。
治療、手術まではまだ至っていないといえます。 なんとか、
置き換えてほしいのですが、まだまだのようです。
・・・と書きましたが、カプセル内視鏡を検索して来たので投薬
装置がヒットしなかっただけで、実は、カプセル状の投薬装置は
研究されています。
フィリップスグループの医療関係部門に「KONINKL PHILIPS
ELECTRONICS NV」というのがあるのですが、ここでは、以下の
ようにカプセル型で直接薬を投与できるシステムが研究されて
います。
Philips’ intelligent pill targets drug development and treatment for digestive tract diseases
冒頭の写真は上記サイトから貼りつけたものです。
これを、日本で検索する場合には、今回検索した内視鏡の
「4C161」では出て来ません。 投薬装置は、内視鏡ではないので、
当然ですよね。 投薬装置は、Fタームの「4C047」(医療品保存・
内服装置というのがあります。 それでは、試しにこの観点を
「4C047,AA23+CC16+LL11+LL20+NN19+NN20」として出願人が
「フィリップス」として検索してみます。
いたり、拒絶理由応答中がほとんどです。 理由を調べると、これ
以前にもオリンパスなどから似たようなシステムが出願されて
いました。
ということで、投薬システムも研究開発が進んでいますので、
そのうちマイクロマシンによるカプセル型手術装置というのが
現実味を帯びてくるのかも知れません。