100人規模の内視鏡用処置具の専任営業組織を
設けた、という記事が載っていました。処置具は
消化器内視鏡に通して組織切除などをする
「使い捨て」の器具だそうです。
内視鏡というのはすべて洗浄消毒して再使用
するのかと思っていましたが、内視鏡は保守、
修理をしながら使い続けるのに対し、処置具は
使い捨てが中心なのだそうです。
種類も多く、メスや特殊なナイフ、組織採取
器具など1000種にも及ぶそうです。
結構な商売になるのですね。
ということで、分析に戻って、上のマップは、
前回のマップの伸び率がプラスになっている
ものを全期間を通じ出願数が多い順番に並べ
たものです。
画像処理や、レンズ系などの研究開発にシフト
しているのはわかりますが、出願数が非常に
少ないものがあり、いまいち正確にわかりません。
そこで、さらに詳細に見てみることにします。
Fタームテーマコードをさらに観点ごとに分けて
みました。 こちらのほうは、伸び率が多い順に
並べています。 そうすると、画像分析や、光学
装置、レンズ系が最近の課題であることが
わかります。
これを、さらに、課題(FI)と解決手段(Fターム)で
分析すると以下のようになります。 こちらは、
FI記号の出願数が多い順に並べています。
直近を調べるために2008年からの出願を
調べています。
これを見ると、自力で推進する課題(カプセル
内視鏡)に対しては、映像信号に変換する方法や、
撮像、照明などが必要であり、測定、検査をどの
ようにおこなうか、さらにテレビシステムなどでの
読み取り方法や、測定像の伝送システムなどの
研究開発がさらにおこなわれているといえます。
先に述べたように、企業名を記載して分析して
いるため、個々の企業の詳細分析データは記載
できませんが、全体分析では上記のようになりました。