知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 研究内容を少し詳しく見てみよう! 

 

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 アップル・サムソン訴訟について この前書きましたが

意見募集がWEBに出されました。また、弁理士会から

も、意見募集が来ていました。

 

  皆さん注目の訴訟なので、知財高裁も大合議(普通

3人の裁判官なのですが、今回の場合、偉い?裁判官

5人で判断することです)でおこなうように気合いが入って

います。

 

 それでは、カプセル内視鏡の分析に戻って、出願内容は

どのようなものがあるか調べてみましょう。上記は、Fタームで

調べています。

 

 4 C161DD07で検索していますので、これがあるのは当然

なので、4C161DD07は除いています。

 

 Fタームを表示すると長くなるので、横軸のFターム名は表示

していません。

 

 これを見ると、生体内測定であって、カプセル内視鏡本体

では撮像部、照明部が重要であり、撮像を映像信号に

変換して、電波により外部の付属装置と通信し、さらに

これを表示させる技術が研究されているといえます。

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 それでは年代別にどのよう研究推移になっているのか

見てみましょう。 2003年ごろから同じように出願が多く

なってきており、それほど違いはないようです。

 

  これではよくわからないので、さらに詳しく見てみましょう。

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 上のマップは、課題ごとに2005年までの出願数とそれ以後の

出願数を比較したものです。 全期間を通じて出願数が多い順に

並べており、プラスになっているのが、以前に比較し出願数が

伸びているもの。 マイナス側は、減っているものです。 

 

 おおまかに比較していますので、内視鏡関係や、その他の装置

などに分けられています。 これを見ると、内視鏡用レンズ関係や、

外部での画像イメージ分析が多くなってきているようです。

 

 しかし、これではまだよくわからないので、さらに詳細に見て

行きましょう。

 

次回へ続く。