知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 特許検索キー

 

f:id:oukajinsugawa:20140115131805j:plain

f:id:oukajinsugawa:20140115131822j:plain

 

 ということで、特許庁の地下の図書館に行って、内視鏡

分析資料を調べて来ました。

 

 それでは、特許庁で発表している内視鏡分析では、どのような

分類記号を使用し検索したのでしょう。 上に特許庁の分類記号を

書きましたので、我々が調べた検索記号と比較してみましょう。

 

 調査は、私の調査と同じように日本と海外でそれぞれ分けて

おこなわれています。 調査は20058月におこなわれており、

日本はPATOLIS、海外はWPINDEXという商用DBで検索して

います。

 

 尚、上記の商用DBはそれぞれ検索式の書式が違いますが、

わかりやすいように書き換えました。 (海外検索では、日本を

NOT」で省いたりしていますが、これらは省略しています)

 

 まず、IPCですが、私と同じようにA61B1内視鏡で検索

しています。(私も前方一致検索をしています。) 特許庁

調査では、私が検索しなかった、A61B8/12という超音波関係

も調べられています。

 

 最近は、患部の深さ方向の診断を超音波でおこなうという研究

開発がおこなわれており、特許庁ではこれも入れたのですね。

私のほうは、カプセル内視鏡技術で、まだそこまで行っていないため

これは入れておりません。

 

 試しにこのIPCでカプセル内視鏡に絞り込んでみましたが、

数は少なく、「ビンゴ!」というものはありませんでした。

そのうち技術が進歩してきたなら、このIPCも入れる必要が

あるでしょう。

 

 さらに、IPCA61B/12だけでは、内視鏡以外のものも

ヒットするので、「endoscop」という前方一致を入れたの

ですね。

 

 次に漏れがないように、FIFタームも入れたようです。

Fタームは新しくなっているものもあるので、特許庁

検索では、念のために古い分類と新しい分類で検索した

ようです。

 

 ということで、我々の検索キーは間違っていなかった

ようですので、「英借文」は必要ないようで、引き続き

分析していきましょう。

 

次回へ続く