知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 ギブンイメージングを買収!!

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 それでは、分析のほうに戻って、日本での

出願人マップを見てみましょう。

 

 対象は出願公開、期間は全期間、マップ

には上位10社を表示しています。

 

 尚、オリンパスは、傘下に子会社があります

ので、一括してオリンパスとしてまとめて

あります。 

 

 日系企業の世界でのシェアが低い割には、

オリンパスが物凄い件数を出しています。

 

 それではオリンパスは登録件数が低いので

しょうか? 

 

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 オリンパスは登録件数が低いわけでも

ないですね。

 

 またHOYAは出願件数が多かったのに、

登録件数は少ないようです。

 

 このへんは、後ほど詳細に見て行きま

しょう。

 

 また、主要メンバーというのはそれほど

多くなさそうです。 

 

 見ると2位にギブンイメージングという

のがあります。 

 

  調べると、ギブンイメージングというのは、

イスラエルの企業で、世界で初めて小腸用

カプセル内視鏡を開発、実用化した企業だ

そうです。

 

 この前カプセル内視鏡の世界でのシェアを

示しましたが、大きなシェアを占めているのは

ここだったのですね。

 

 ところで、ギブンイメージングですが、昨年の

12月に、アイルランドベースのコビディエンと

いう会社に買収されるという記事が載っていま

した↓。

 

http://www.businesswire.com/news/home/20131219006649/ja/#.UtRfa5WIpOV

 

  コビディエンという会社は、Thomson Routers

2013 Top100 Global Innovatorにも選ばれている

医療機器メーカーです。

 

Top 100 Global Innovators | 2013 Winners

 

  ちなみに、日本ではTop100には、パナソニック

ソニーNECトヨタなどが選ばれています。

 

 のちほど、このM&Aについても、シナジー効果

分析してみます。

 

 次回へ続く。