知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2  がん死亡率が高いのは?

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 最新がん統計:[がん情報サービス]から上記貼り付け

 

  昨日の続きです。

 

 カプセル内視鏡の分析をするためにいろいろ

調べると、カプセル内視鏡はまだ腸を調べる

ためのもので、胃を調べるためのものは海外

では認可されていますが、まだ日本では認可

されていないそうです。

 

 早く認可されて欲しいものです。

 

 今までは小腸用カプセル内視鏡検査にだけ

保険が適用されていましたが、来年からは

大腸がん検査にも保険が適用されて、10万円

程度が3万円程度になるそうです。

 

 私は内視鏡による大腸検査をされたことが

あるので、更に安くなって欲しいものです。

 

 調べると、日本人の2011年がん死亡数に

占める大腸がんの順位は男性3位、女性1位と

なっていました。

 

 男性も検査を受けるのがいやなのですから、

女性はそれ以上にいやでしょう。 

 

 さらに安く検査できるようになれば、爆発的に

大腸がん検査受検率が増加するでしょうから、

死亡率は減少すると思いますので、頑張って

研究開発を加速させて欲しいものです。 

 

 また、早く胃の検査もできるといいですね。 

 

 ということで、期待を込めて分析していきま

しょう。

 

 ところで、分析の前に更に内視鏡を調べると、

柳田邦男さんが本を書いた1979年当時、胃内視鏡

検査というのは、胃ファイバースコープで胃の

中を覗く検査と胃カメラ検査、それに胃ファイバー

スコープで見ながら病巣組織の一部を採取する生検

バイオプシー)の三つから成っていたそうです。

 

 しかし、最新の情報を見ると、このほかに、

注射をしたり、飲み込んだ異物を回収したり、

がんやポリープの切除及び止血などの外科的治療

などもできるようになっているそうです。

 

 昔は、内部を覗いたり、診断したりという

内科的な役割で使われていましたが、現在は

外科的な役割も担っているといえるでしょう。

 

 さらに「低侵襲治療」という我々には耳慣れ

ない言葉が出てくるのですが、前回書いたように、

切ったり貼ったりせず、からだに負担をかけない

治療法を「低侵襲治療」というのだそうで、

内視鏡を使うことにより、その方向に向かって

いるとのことです。