本日は祝日ですので、トリビアな話を
してみましょう。
IPCは技術分類だという話をしました。
IPCはA~とかの番号で分けられていますが、
実は分類表に載っていいないものがあります。
まずIPDLの「パテントマップガイダンス」を
クリックしてみてください。
そうすると「FI照会」や「Fターム照会」、
「IPC照会」などが書かれた画面が出て来ます。
尚、パテントマップガイダンスはPMGSと略称
されますが、分類記号を調べるツールです。
それぞれの「FI照会」や「Fターム照会」、
「IPC照会」をクリックすると、どんどん
細かい分類になっていきます。
試しに赤枠で示した「IPC紹介」をクリック
してちょっと遊んでみてください。
どんどん詳しくなっていきます。
このIPCはアルファベットが「A」~「H」で
始まる分類記号しか出て来ません。
しかし、このほかに「あるんです!!」。
それは「0000」(ゼロゼロゼロゼロ)と
いうものです。
しかし、試しに「IPC照会」の右の四角の
箱に「0000」と打ち込んでみてください。
やはり、「入力コードに誤りがあります」
としか出て来ません。
これは、IPDLの
のみで検索できます。
(IPDLの公報テキスト検索や、特許分類
検索ではエラーになってしまいます)
試しに検索してみましょう。
323件と出ました。
一覧表示にして見てみると、以下のように
なります。(直近の20件のみ表示)
見てみると、どこのIPC分類にも
属さないような(無理やり属させてもいい
ですが)出願には「0000」が付与されて
います。
(正確には、「0000 0/00」です)
分類できないので、テーマコードも
空欄になります。
(空欄ではなく「「0000」でもよいと
思うのですが、なぜ空欄なのでしょう?)
「タイムマシン」とか「鉄粉を金に
する方法」とか、「未来や過去を見る、
聞く装置」とかありますので、祭日で
時間がある方は覗いてみるのも一考かも
知れません。
2015年6月29日(月)追記:
IPDLがJ-PlatPatに変わって、残念ながら
「公開特許公報フロントページ検索」が
なくなり、J-PlatPatでは検索できなく
なってしまいました。
(J-PlatPatではできなくなったという意味で、
たとえば私の使っている商用DBでは検索可能
です。
たとえば、最新の出願公開では、
特開2015-096006 公開日2015/05/18 「宇宙の素粒子」
特開2015-089147 公開日2015/05/07 「大クエーサー群」
などがあります)
このブログの一番上の「IPC分類で「0000」
ってあるの?」という今回のブログタイトルの
下に、カテゴリー「0000 0/00」がありますので、
これをクリックしてもらうと、0000シリーズ
分析をおこなっていますので、必要な方はご覧に
なってください。