知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編1 権利状況はどうなっているか?

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 今回、イイファスさんはどの程度の

登録率なのか見てみましょう。

 

  通常企業間で比較する時には、同じ

カテゴリーに分けて比較しますが、

今回はいろいろなカテゴリーの分け方が

あるということで、わざと以前に書いた

ハードロック工業さんとは違う分け方で

見てみましょう。

 

 皆様が比較レポートを書くときには、

同じカテゴリー分けをして比較しないと、

上司や、お客様に叱られることになり

ますので、「Apple to Apple」で比較

するようにしましょう。

 

 それではマップを見てみましょう。

 

 上記を見ると、拒絶されたり、審査

未請求での取り下げ擬制(審査を請求

しないと取り下げたものとみなされる

ことをいいます)、登録されたものは

大体同じような比率になっています。

 

 前回お話ししたように日本全体での

審査請求後の登録率平均は現在50%以上に

なっています。

 

 それを考えるとまあ普通かなという

ところです。

 

 しかし、最近は段々と平均の登録率が

上昇していますので、年ごとの登録率も

見てみたいところです。

 

 それでは、次回は、年ごとのデータを

時系列マップにして詳細を確認してみま

しょう。