昨日の続きです。
前回説明したように、FI記号
「F16B39/00」を使い、検索
しました。
期間は2000年1月1日からとして、
日本での特許出願を分析しました。
そうすると、私の使用している
商用検索データベースでは1259件
でした。
(データベースによっては若干異なる
数字になることがあります)
これだけの数が出願されていると
いうことは、「ねじ」という枯れた
技術のようでもいろいろ解決すべき
課題があるのだと思います。
前回書いたように、特許出願後、
原則1年6カ月で出願内容は公開され
ます。
逆をいえば、出願1年6カ月をたた
ないと公開されませんので、今回の
場合、2000年1月1日から2012年4月頃
までの出願がヒットしてきます。
それでは本題に入って、どのような
企業がどの程度特許出願しているので
しょう?
これを分析したのが下図で、「出願人別
ランキングマップ」 といいます。
上記マップを書かせるのには、
お金がかからない、IPDLで検索
して、自分で数を数えて上記の
ようにエクセルでマップの作成が
できます。
しかし、仕事として使う場合には、
パテントマップ作成ソフトを使う
のが便利です。
最近はパテントマップ作成ソフトも
いろいろなものが出てきて、機能も
進歩してきました。
私は商用検索データベース+パテント
マップ作成ソフトでパテントマップを
作成をしていますが、パテントマップ
作成ソフトをお持ちでない方が多数
でしょうから、マップのほうは、最初は、
皆様がなじみのあるエクセルで作成
するようにします。
パテントマップの作成は、ある程度
まではエクセルで可能です。
しかし、複雑なマップになってくると、
データの加工に非常に時間がかかると
いうことになりますので、その場合には、
パテントマップ作成ソフトで作った
マップを直接貼り付けることにします。
さて、それではマップを見てみま
しょう。
マップは出願人(出願企業のこと)
上位20位までを表示させています。
「ねじ」なので小規模企業の出願が
多いのかなと思いましたが、以外にも
大企業が多いです。
車メーカーとか、ねじをゆるまなく
するのが非常に重要なんだと思います。
ここで、出願をしているのはどんな
企業なのか気になりますので、大企業も
含め上位10件以上の出願9社を詳しく
見てみましょう。
以下、次回へ続く。